虜人日記
先週ある本を読んでいたところ、虜人日記という著書が出ていることを知った。
小松真一さんという方が、第二次世界大戦中フィリピンで体験したことを綴った書物である。
小松さんは当時アルコール醸造の技師としてフィリピンに入った為、日本軍というものを客観的に
見ることの出来る立場でこれを書くことが出来た。
恐らく当時を知る大変貴重な資料の一つといえる。(文庫本にも関わらず、1300円という値段・・・内容に価値がないと高い!と感じるが、情報価値としてはこの値段でも安すぎると感じた。)
この本を読んで感じることは、”あの戦争は、負けるべくして負けたのだ”ということ。
人間が極限状態におかれたときにどのような行動に出るか?
食べるものが無くジャングルをさまよう。そのときに隣にいる仲間を殺してでも、自分が助かろうとするのか?それとも、部下のために自分が犠牲になり、部下を生かすのか?
生死がかからずとも、今も繰り返される現実。人を欺き、犠牲にしてまで自分を生かそうとする社長。○○長。
上に立つ人達が、上に立つ資格のない人達によって構成される社会。
私も、一応、院長という立場。皆の範たろうとするが、このような究極の状況になったとき、果たしてそういう気持ちでいられるかどうか?日々問い続けたいと思った。
